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Interview

Interview

岩垂 芳佳

2019年入社 工学研究科修了
企画デベロッパー / 総合職

「高級不動産のKEN」として、顧客の物件をともに創りあげる

2021年6月から「企画部」で働いています。メインの仕事は高級賃貸マンションおよび戸建、ホテルのコンサルティング。顧客は物件を所有する法人や個人のオーナー様まで多岐に渡ります。
規模の大きな開発はオーナー様にとって不安が伴うものです。そこでKENが蓄積してきたデータを基に計画を立てることで確かな「高級物件」を創り上げることができます。
私たちには50年以上「高級物件を中心に扱ってきた」という強みがあり、トップクラスの物件がどういうものか、ハード・ソフトの両面で知っている自負があります。
住宅の企画ではまず計画地の立地条件の情報収集や眺望の確認を行った上で周辺競合物件のマーケット調査を行います。その後間取りや動線、設備仕様や材料を決定していく中で「その物件にどう付加価値を付けるか」を提案していきます。
KENが長年に渡り培った、数多くの成約の積み重ねがあるからこそ、入居者の声を反映した物件づくりをすることができます。例えば、マンションであれば間取り構成に応じた駐車場必要台数の算出、車での移動がメインであることやペットを考慮した車寄せやサブエントランスの動線計画やメインエントランスに引けを取らない設えを整える等、高級賃貸住宅として長く愛される物件を追求しています。
利便性を考慮したスタンダードを守りながら、その物件ならではのセールスポイントを考えて差別化を図り、高賃料での成約を狙っていくかが難しくもあり、やりがいでもあります。

洗練された「英語」を活かすために富裕層と接する世界へ

現在は企画部に所属していますが、入社当初は「外国部」で不動産賃貸仲介の営業をしていました。海外から来日したお客様の日本での住まいを探すお手伝いをするイメージです。
KENで高級住宅を探す方は、自分とは異なるライフスタイルの方ばかりです。国籍も、年代もさまざま。お客様の立場に立つ上で、自身とはモノを見る視点が違うと知れたことは、営業を経験して得られた大きな価値だと感じます。
企画部に配属になって思うことは、営業で自身とは異なるモノを見る視点を持つ方と接し、さまざまな物件をご紹介したことで得られた知見が活かされているということです。入社当初はシングルのお客様を中心に比較的低価格帯の物件から、だんだんとファミリーで生活できる高額の物件を担当するようになっていきました。
外国人ファミリーは子どもの通うインターナショナルスクールのバス停が近くにあることが必須条件で、必然的に外国人コミュニティの形成された六本木を中心に物件探しをすること、一方でシングル・カップルの場合には居酒屋の多い恵比寿や麻布十番にもエリアを広げてお探しになる方もいるといったニーズがあることを直に経験しているので、企画の打合せでも堂々と発言できています。
企画部で営業経験者は少数です。建築の知識に関してはエキスパートばかりですが、実際に足を運んで得た生の知識、リアルな声を知っている社員は多くありません。私がまだ若手で知識が乏しいながらも会議で自信を持って提案できるのは、営業を経験して「自分の目で実際に見た」から。その提案が上司や相手方に納得してもらえると、自分のキャリアや経験が繋がっていると思えます。
また、営業を通して自分ひとりで考えお客様にご提案する、という自主性を育てられました。物件知識のある上司から手厚く教わるというよりも、自分でお客様が望んでいるものを考える能力がまず求められるのです。そのため物件のご案内には営業員それぞれのスタイルがあります。個人のスタイルを尊重し、その上で困ったときには上司にフォローをしていただける、やりがいのある環境でした。
とはいえ、建築学科卒業なので開発の案件に携わりたいという思いも常々あり、企画部に異動が決まったときは嬉しかったですね。企画部は常に新しいことを求め、同じ業務はなく、ひとつひとつの案件に対し挑戦する感覚があります。

KENで歩んできたひとりの女性としてのキャリア

2022年10月から2024年3月までの1年半、産休・育休を取得し、現在は時短勤務で働いています。産休・育休や時短勤務などを利用している人は多く、また社内には「KOL委員会」という女性活躍を推進するチームがあり、女性営業員の存在感が高まっている印象です。
復職後は時短勤務のため打ち合わせに出席できなかったりと時間の制約があるにも関わらず、綿密に部署内で情報共有していただき、休職前と同様に多数のプロジェクトに携わらせていただけていることはありがたいですね。

女性だから、ということを良い意味で意識しない職場環境なので、子どもがいながらフルタイムで働く女性も多いです。私は子どもが2歳で今は家庭に重きを置いて仕事をしていますが、成長に合わせて段階的に勤務時間を伸ばし、いずれフルタイムで働きたいと考えています。
個人に任せるだけでなくグループでフォローする体制があるのは、KENの良いところ。これは営業でも営業以外でも共通しています。

「唯一無二であるために」若手が意欲的に取り組んでいける改革期

KENは今まさに変革のときだと感じています。
これまで高級賃貸の業界でKENは唯一無二の存在でした。しかし近年、他の不動産企業も高級賃貸を取り扱うようになってきました。KENは外国人向けに仲介を行う会社としてスタートしていますが、日本人経営者などの日本人マーケットが拡大しています。「唯一無二であり続けるためには変化し続けていかねばならない」と社内全体が考えていると思います。
そのひとつの象徴が「未来予測コンテスト」です。社長の声掛けで始まった社内の新規事業コンペで、上位チームの案は事業化される可能性もあります。参加は任意ですが昨年は28チームが応募し、その多くが若手メンバーでした。新卒も2チームが参加し、どのチームも意欲を持って取り組んでいたのが印象的でしたね。
既存事業に捉われず、社員一丸となって新規事業を生み出そうとしている。とても良い雰囲気の大会だったように思います。
私も応募し、本選8チームに残り5位入賞という成績をいただきました。提案したのはグループ事業を横断して顧客が「KENのファンになる」仕組みづくりです。KENは現在、大規模複合施設「Kアリーナ横浜」の開発を皮切りに、不動産、ホテルにとどまらずさまざまな事業を展開しています。しかし高級賃貸を借りていただいている顧客で、KENがエネルギーやメディア、美容、ブライダルなども手がけていることを知っている人はまだ多くはないでしょう。
プレミア会員専用アプリで顧客同士が交流できる場を設けたり、更には顧客の事業とコラボレーションしたイベントを通して「住宅だけ」「ホテルだけ」と各事業単独になってしまっている顧客にKENグループ全体のファンになってもらいたいと考えて提案しました。「KENの顧客」であるというステータス確立のためにブランディングを推進し、KEN全体のリピーターを増やしていきたいと思ったのです。
コンペはひとつのきっかけですが、今年も入賞を目指して、企画部の業務以外のことにも力を入れていければと考えています。

高級な不動産だからこそ「自分だけの感性」が必要

自身の手近な目標としては、プロジェクトの相談から竣工までを完遂することです。企画部で扱う案件は短くても2〜3年のお付き合いでかなり先の長い仕事。担当していた物件が竣工のタイミングでちょうど産休に入ってしまい、まだきちんと完遂したことがないんです。また、大規模案件では竣工が10年、20年先というものも。長期的目線を大事にしながら固定観念に捉われない付加価値の提案を行っていかなくてはなりません。
そのために日々の生活でも最先端を追いかけるようになりました。例えば旅行先のホテル選びは多少値が張っても外資系ホテルにしたり、話題のライフスタイルホテルを選んでみたり。企画に活かせるポイントを探す目線は、企画部に入ってから習慣になりました。
いま就活に取り組まれている学生の方は、さまざまな不動産企業がある中で自分の適する環境はどこなのか迷われているのではないでしょうか。大手の確立されたブランド名で誇りを持って働きたい方もいると思います。
私が思うKENの最大の魅力は、歯車にはならずに、若手から裁量を持って仕事ができる社風です。
企画部では案件ひとつひとつに特徴を求められます。「今回のプロジェクトのポイントはここ!」といった他とは違うものが必要。型にはまらない、自分だけが考えられる、強みや感性を込めた企画が大切になるのです。
だからKENで活躍するには、得意分野を活かして個性を発揮できる方が向いていると思います。自分のスタイルを武器にして、チームと協力しながら仕事をしたい方にぜひ入社していただきたいですね。

Schedule

08:45

出社

09:00

不動産関連ニュース・顧客・取引先様メールのチェック

10:00

提案資料の作成

マーケット調査(成約事例からテナント・住戸属性の分析)、図面チェック

12:00

会社近くの中華料理屋さんにてランチ

13:00

外出 設計事務所にて打合せ

間取りや動線・セキュリティ計画、仕上げ材料の確認など

14:30

プロジェクト関係者様へ企画物件の案内

16:00

退社(時短勤務)